まだ論文などとして完成していない研究、科研費などで取り組み中の研究、いま関心を持っている研究テーマなどについて紹介します。(2024/3/3に更新:1年前と比べてあまり変化していないことに気づきました・・・)

  • 大学生の地域活動の社会的影響
    …関係人口のモデル地域を対象に、地域に関わった大学生のその後を追跡調査しています。Qeiosにプレプリントを掲載しました(Horiuchi 2023)。もらったコメントを参考にして書き直して投稿します。
  • 関係人口になる条件
    …どういう人が関係人口になっていくのか、数千人規模のネット調査で明らかにします。データはとったので、これから分析します。
  • モビリティと孤立
    …地域コミュニティが寸断されてきた今、積極的に移動することが、かえって人々の孤立を防ぐのではないか。ABMを構築して分析します。
  • 敵対的な移住者と地域
    …移住者を獲得するという意味での地方創生に成功したとされる地域の中には、移住者と旧住民が対立してしまうケースもあります。その背景にある要因と、対立が克服される条件を明らかにします。予備調査で地域は選定してますので、これから本格的な調査です。アート・デザインとフリーマーケットに注目します。
  • 関係人口とは?
    …関係人口という概念は、海外にはあまり知られておらず、日本特有です。特に日本でこの概念が注目を集め始めた理由について考察します。
    →Affiliative Nomadsという概念を作りました。共同研究が査読中。
  • 故郷喪失者とは
    …関係人口とも関係しますが、見知らぬ土地に移住したり関わったりする人はどのような属性として理解できるのか。移住者の回想ノート、ソトコトの記事、中上健次のテキストなどを使って、モビリティ論を背景にして考えようと思っています。
  • そのほか
    …NetLogoの教科書、臨床美術の研究、大学の生存戦略、・・・